評価:
ブックオフで文庫本を3冊ほど買おうと物色していて
1冊選んだところでトイレに行きたくなった。
トイレが店内に無い店舗だったので、
エイッと適当に2冊選んで急いでレジにいき、
トイレに間に合った。
ホラーだと思って読んでいると、なかなか怖くならずに
いつのまにか歴史ミステリーの様相を呈してき、
おもしろくなるのだが、ホラーとしてははなはだ不完全である。
しかし、ミステリーとしては一級といっていい“味わい”で
作者の並々ならぬミステリー作家としての力量が伺える。
どうやらホラー仕立てにしようとして失敗した作品とみえる。
作者の他のミステリーを読んでみたいと思える面白さではあったが
全然怖くないミステリーでもあった。
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