アトス(雨天炎天)
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評価:
ギリシャの小さなアトス半島を、 村上春樹、カメラマン、編集者が巡る。 宿泊したギリシャ正教の修道院の様子が描かれている。 食事の美味しさ、不味さが、よく伝わってくる。単純な描写なんだけれど。 これは、おそらく、文脈からそう感じられるように思う。 鴎外の「渋江抽斎」では、事実を書き並べられ、 抽斎とその妻・五百(いお)の性格が浮き上がってくる。 こちらも、文脈から、そう感じられるのかも。