評価:
(カーヴァーの原文)
Looking for Work
I have always wanted brook trout
for breakfast.
Suddenly,I find a new path
to the waterfall.
I begin to hurry.
Wake up,
My wife says,
You’re dreaming.
But when I try to rise
the house tilts.
Who’s dreaming?
It’s noom,she says.
My new shoes wait by the door,
gleaming.
(スメルジャコフ訳)
僕は、いつだって、
朝食に川マスが食べたいんだ。
突然、僕は滝に行く小さな路を見つけた。
僕は、急ぎ始めた。
起きてよ。
僕の妻が言う。
あなたは、夢を見ていたのよ。
でも、僕が起き上がると家が傾く。
誰が夢を見ていたって?
お昼よ、と彼女は言う。
僕の新しい靴は玄関にあった。
ほんのり光っていた。
(村上春樹訳)
僕はいつも朝飯に
川鱒を食べたいと思っていた。
突然、滝への新しい小径を
僕は見つける
僕は急いで歩き始める。
起きなさいよ。
と女房は言う。
あなた寝ぼけているのよ。
でも僕が起こり上がろうとすると、
家が傾く。
寝ぼけてなんかいるもんか。
もうお昼よ、と女房が言う。
僕の新品の靴が戸口に置いてある。
ぴかぴかに光っている。
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