ムーン・パレス
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評価:
ポール・オースターは、すぐれたストーリィーテイラーだと思った。オースターの翻訳で知られる柴田元幸との共書「翻訳夜話」の中で、村上春樹は、レイモンド・カーヴァーやフィッツジェラルドの文章から学ぶものが多いと「翻訳夜話」の中で語っている。素直に考えれば、オースターの名を上げても良さそうなのだが、両者の名を上げているのは、なぜだろう? ちょっと考えてみたいな。本書は、100ページくらいまで、それにエフィングの語りの部分が長く感じられる。もっと短くても良い。