評価:
長い映画で、けっこう、つまらない。
戦時中というと、すべて、真っ暗なイメージを持ってしまうが、
日常は、普通の生活をしていた。
尾崎秀実(ほつみ)の勤めていた朝日新聞は
(2,26事件時は大変だったと思うが)平穏だった。
いま新聞は危機に晒されている。
ある意味、戦争よりも、技術のブレイクするーの方が、
革命的かも知れない。
アメリカは日本からの輸入品を制限した。
この影響と、東北地方の不作により、
役所が身売りの斡旋もしていたようだ。
陸軍は地方の次男坊、三男坊が多かったらしく、
姉や妹が身売りしたケースも少なくなかった。
当作品では、そのことが2.26事件の要因として描かれていて。
2.26事件と共産主義は、反対のイデオロギーだと思うが、
政府と資本主義に反感を持って行動していた点は類似している。
「現在」は、どう解決されるのだろう?
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