新聞は生き残れるか
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評価:
小生は、新聞はネットにやられたと思っていたが、 本書では、70〜80年代に、読者の意識が変わり 既に曲がり角に来ていたとする。 もう少し、パースペクティブを利かせた方が良さそうと思った。 林真理子や、よしもとばななの感性を全面に押し出した文章を引用して、 新聞記事と比較した点は、おもしろく読んだ。 読者は、もう、教科書や新聞から啓蒙されたいとは思ってないわけ。 新聞記者や教科書認定の人だけだよ、そう思っているのは。
盛んだと思っていたシステムも、やがて不自然な感じになっていく。 不自然でも、そのシステムは、歪みを貯めながら保たれる。 そして、ある時点で、技術のブレイクスルーがあり、そのシステムは崩壊する。盛者必衰の理をあらわす、である。