評価:
日本が満州国を建設し、
さらに汪兆銘を首班とする南京国民政府樹立すると、
アメリカは、当時、重慶に撤退し臨時政府を置いていた蒋介石を、
中国政府として認めた。
もし日本が傀儡政権に働きかけ、
日本企業と同様に、アメリカ企業にも同じ権限を与えていたら、
アメリカは満州国も南京政府も喜んで認めたであろう。
李登輝は、母校のコーネル大学での講演をはじめ、
活発なロビー活動をした。
それに対し、中国政府は、激しい不満を示し、
台湾に向け大規模なミサイルの発射実験を行なった。
第7章 理解と誤解―「一つの中国」入門
ジョン・J・タシタ・ジュニア
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