評価:
司馬作品は、
戦国時代から江戸時代、幕末から明治、
それも、戦が舞台となっている小説が多い。
その点、仏教もので、
奈良から平安時代が舞台になっている本作品は、
レアものと言って良い。文体も変えている。
上巻は、空海が唐に渡って、
恵果に出会うまでの様子が描かれている。
タイトルの「風景」が示す通り、想像で書いている部分が多い。
空海とダライ・ラマの関係は、どうだろう?
いつか、それを知るために、密教の系譜をメモしておこう。
金剛頂経
金剛知→不空→恵朗、恵超、含光、元皎、覚超、、、恵果→空海
大日経 ↑
善無畏→玄超
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