評価:
アメリカは反共にこだわった。中国の次は資源の豊かなインドシナ半島まで赤化するという、いわゆるドミノ現象を心配した。
ベトナム人は、村落で生活を営んでいた。
がしかし、アメリカの巨額なお金と、膨大な兵器により、国内に軍隊を養う国家が現出し、ベトナム人は国民となった。現金なしでは、一日も暮らせない状態になった。
戦争は、補給力が決定する。
日露戦争のロシア、旧日本軍は、補給が病的なほほ希薄だったが、
ベトナム戦争におけるアメリカは、
逆に、補給の思想が病的なほど過大であった。
ベトナム人は、戦争がいきなり終了し、援助が来なくなったら
どうなるか、心配した。
両者の思わくが重なり、ベトナム戦争は長期化、深刻化する。
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