日本精神主義の精神(再読)
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評価:
内容が、やや総花的であること、 自明の理として語っているような部分があり、 日本人の特殊論を解くという命題に対し、 本書では、必ずしも上手に説明されていないように思った。 わが国は、律令時代は中国、明治時代は欧米、 そして戦後はアメリカを御手本にして来たとし、 命題を説くために、 鎖国が続いた江戸時代の経世家たち、 鈴木正三、石田梅岩、上杉鷹山を取り上げ、 その思想を紹介している所は良かった。