評価: 「希望格差社会」などと同じようなテーマだが
実に気取らない、泥臭い分析で
ズシンとした現実味がある。
なんともスーパードライでハードボイルドだ。
「希望格差社会」は、作者の甘さが救いになっていたが、
『「大差」の時代』は身も蓋も無い。
強烈な官僚批判(正しい分析というべきか?)は
読んでいて面白いが、
自分のようなダメ人間もこうはっきりダメと言われると
なんだかすなおに聞きたく無い。
ダメな人間にも、生きる権利はあるだろう!
分をわきまえて生きろと言われれば、それまでだが (;>_<;) |