月と六ペンス

小説・古典
著者/監督or主演サマセット・モーム
翻訳/原作者行方昭夫

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2011年08月08日(月)]

評価:


読みやすい、ポピュラーな作品だと思った。
ジョナサンやサイデリアといった感じ。

ただ、村上春樹と同様、
もっと同氏の小説を読み込めば、
分かりやすさの中の深さを読み取れるかもしれない。

作家像を描いた傑作として、
小林秀雄の「ゴッホの手紙」があるが、
何者かが天才たちに表現させている、という同じ指摘を、
モームもしている(ただし、書きっぷりは小林秀雄の方が上等だ)。

自分の直感に素直になり好きな人生を送る「月」と、
お金や出世といった現世的な「六ペンス」の比較が、
本小説の主題だろう。


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すみません、取り乱しました。