東洋の思想家たち
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評価:
君子というのは存在しないし、 また存在しなかった、という点は、 小生と同じ意見である。 ただ、小生は理想を持つことに意味があり、 理想と現実が違うときは、ちゃんと説明できた方が良い、 という吉本隆明の意見に私淑している。 一方、筆者は、本書で孔子にリアリズムを求めている。 そう思っているうちに、 邱さんは、リアリズム体質なのではないかと思ったりして。 小説家にも関わらず、幅広く事業を手がけている 希有な所は、その性によるものではないか。