新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか

政治・経済・ビジネス・科学
著者/監督or主演上杉隆

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スメルジャコフ [2012年04月04日(水)]

評価:

広尾に都立図書館がある。

一階のフロアーには、
全国の地方紙がラックに下がっている。

各紙の一面記事が見渡せるわけだが、
驚くほど、同じ内容の見出しになっている。

なぜか。そのひとつの答えが、ここにある。

要は、各紙の代表が集まる記者クラブで
役所の発表があり、

それが、そのままネタになり、
記事にするからである。

問題は、まだある。

大手新聞社は、間違いを認めない。
(読者も忘れてしまっている面もあるけれど)

例えば、政府は原発のメルトダウンはないと
発表しており、大手新聞も同様だった。

しかし、実際はメルトダウンしていた。
マスコミはどう対応したか。

定義を変えたのである。
いわく、メルトダウンは全炉心溶融をいう。
つまり、現実は一部の炉心溶融であり、
メルトダウンといわなかった我々は間違っていない、
ということになる。

炉心溶融はしているが、メルトダウンではない、
という、市井の我々にとって分かりづらい表現も、ありだ。

メルトダウンはありました。私たちは間違っていました、
とは言わない。

昨日、原発再稼働について、
枝野経産大臣は、言葉の定義云々と言っていたな。
ひどいね。


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すみません、取り乱しました。
新潟プロッポー