本質を見抜く力

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者/監督or主演養老孟司/竹松公太郎

この本を読書記録に登録する。

読者ナンバー
パスワード (パスワードを忘れた場合はこちらから調べられます。)
評価
コメント
 

スメルジャコフ [2012年05月10日(木)]

評価:


この本の主題のひとつは、モノを見ることにある。

養老さんによると、モノとマテリアルは違う。
モノは日本的で、物質に対応するマテリアルは欧米的である。
モノをとらえるのは五感である。

この指摘は、
後半の演繹的と帰納的の一例と、おそらく重なっているだろう。

演繹は、
自分の書いた筋書に都合の悪い要素は全部無視してしまう。
こちらは、マテリアル的と言ってよいのではないか。
(物質のように始めからあるものを見ている)

それに対し、
帰納的は下から積み上げて来たものに普遍性を与える。
こちらは、モノ的と言ってよいのだろうか。

本書には、モノを見る視点で、
それが当たり前のように思われていたことに対し、
まったく違った見方を提供してくれる。とても興味深かった。


top
by/ ホームページ制作・グラフィック・WEBデザイン 8pweb
すみません、取り乱しました。
新潟プロッポー