地球最後のオイルショック
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米英の石油埋蔵量はオイルピークを迎えている。 両国政府は、そのことを認識している可能性があり、 中東へのコミットメントを深める方針をとった。 対イラクの石油権益は、当初、フランス、ロシア、 中国が深く関わっていたが、 戦争により米英の石油権益が拡大された。 アラン・カールス教授は、 過去50年のアメリカの経済指標を分析して、 失業率の決定要因は石油価格と金利であることを突き止めた。 その理由は簡単で、産油国が世界のマネーを吸い上げれば、 誰かにそのつけが回るからである。