夏の滴
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評価:
第八回日本ホラー小説大賞長篇賞受賞作。 前半の導入部分がとにかくおもしろい。 小学校の生活が生き生きと描写され、 そこにリアルに異常な状況が描き足されていく。 後半はいきなり濃厚な伝奇小説になり また違った読みごたえが有る。 終わり近くではSFスペクタクルとなり 最後にこれでもかのおまけで、社会派のSFとして終る。 他の長篇も読んでみよう。