評価:
読みやすいが、分からない。
養老さんの本の特長です。
「バカの壁」が数百万部売れたのが、
いまだに不思議です。
逆に言えば、
分からないけれど、読みやすい、
というのに、日本人は弱いのかも知れません。
「唯脳論」は、
以前から読みたいと思っていた本です。
でも、やはり、分からない。
「バカの壁」以上に理解できません。
問題提起は分かるんです。
臓器には、形と機能がある。
例えば、心臓は、心臓という形と、
血液を循環させる機能がある。
腎臓は、腎臓という形と、尿を作る機能がある。
脳には、脳という形と、心と意識という機能がある。
しかし、心と意識というのは、他の臓器の機能と、
ちょっとニュアンスが違うね、ということ。
しかし、その先が、よく分からないのです。
いまだに、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」の
意味も分かりませんっ!
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