嗤う伊右衛門
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評価:
「故獲鳥(うぶめ)の夏」から続く一連の作品とは雰囲気が違う。古典の焼き直しでもあるようだし、半信半疑で読み始めた。結果は見事に手玉に取られた感じである。ああ、四谷怪談のリメークか と、読者が複雑な気持ちで読み始める事をみごとに計算している。もうひとつの京極ワールドにどっぷりと浸かることができた。 思い切って読んでよかった!(BOOK OFF で100円で買って、おおげさか)