評価:
タイトルは、「田中角栄VS小泉改革」だが、
ほとんど小泉改革には触れられていない。
9割は、田中角栄についてである。
この本を読んで、官僚という職種には、
善悪の価値基準がないことを改めて知った。
法律を守ることが仕事なのだ。
なので、政治家の思惑でできた議員立法も
遵守しなければならない。
いわゆる「道路三法」を作ったのは、田中角栄である。
そして、その下にも、法律を作っていき、ガンジガラメに
していったのである。もちろん官僚は法律に従うしかない。
郵貯のお金を、道路公団に回には、国会承認がいらないのだが、
(特別会計っていうのかな?)この仕組みを作ったのも田中角栄らしい。
いまの「小泉改革」って、田中角栄の亡霊を退治することなんですねぇ。
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