評価:
村上春樹の作品の中でも、評価が高い。
ボクも、いちばん好き。
井戸にこもるシーンが、とくに好きだ!
インターネットは、境界をなくし、あげくの果てには、
国際化という、お化けを助長してしまった。
世界の中で一人が立つ、というイメージを作ったと思う。
(似たタイトルの小説がベストセラーになったなぁ)
でも、これって、じっさいは、しんどいわけでして。
とくに日本人には、ムリ、ムリであります。
その点、この作品の、井戸の中でひとり癒されていくシーンは、
とても、うなずけるんだなぁ。
人は、開きっぱなしの中では生きられないんですよ。
現実的には、家族や会社や国家など、閉じたコミュニティーを
作っちゃうんだから!
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