評価:
ドフトエスキーを読むと、
ひとは、1人で生を抱え込むと
カラマーゾフ的になってしまう。
(気持ちや生活が、すさんでしまう)
だから、システムや共同体は必要なんだ、
と思ってしまう。
ヒットラーの「我が党争」を、
ぺらぺら、めくっても同じ印象があるんあだわぁ。
小林秀雄対話集」を読んでいたら、
遠からず近からずの意見が載っていたのだ。
以下、小林秀雄の発言より。
世界の方から人間を考えても、
人間の方から世界を考えても駄目だ。
人間は世界の中に、
目的性も必然性もなく、
ただ投げ出されて
不安に危険に生きて行く。
そいう人間の生存の根本に即して
人間とは何かを考えなければならぬ。
こういう言い方ができるなんて…
やはり才能のある人って、すごいんだわぁ。
ちなみに、上記の引用文は、こちらで行変えてみました。
散文詩みたいだねぇ。一言一言が太い。
手元に置いておきたい一冊!
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