得手に帆あげて

自伝・伝記・エッセイ
著者本田宗一郎

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2006年01月15日(日)]

評価:


表紙に、大型バイクに、またがったジジーが掲載されていた。

誰かと思えば、敬愛する本田宗一郎氏ではないか!

さほど、面白い本だと思わなかったが、
本田技研の専務であった(経営をすべて仕切った)藤沢氏の
言葉は印象的。

商売をして引っかかるのは当然のことだ。私はそう思う。


ただ引っかかるときに、それを分析して原因なり
問題点が分かればそれでいいんだ。問題点が分かれば、
いつかはドブさらいができる。

日本の経営の欠点は、コゲツキとその社員の出世とを
関連させて考えることだ。いわゆる責任追及である。
それでは社員の積極性がなくなる。

私はコゲツキが起こったら、あとは弁護士にまかせろと
いってある。それより新しい販売店開拓に力を入れよと
いっている。

能力のあるものは未来にとりかかれ。過去は弁護士にまかせろ。


*「実業之日本」(36年9月号)のものが掲載されている。





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