思い出す事など

自伝・伝記・エッセイ
著者夏目漱石

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2006年01月24日(火)]

評価:


これで読むのは3回目。間違いなく一級の文章である。

修善寺で胃潰瘍の療養をしていた漱石は、吐血し、
死後の淵をさまよう。いわゆる「修善寺大患」である。

その時期の前後につけていた「修善寺日記」を元に、
随筆に仕上げたのが本書である。

死にかけたときの体の様子や心の動きを怜悧に観察しているし、
実際それを書ける天才的な筆力があったら、こういう良書が
生まれたんだなー。




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