戦争と平和(二)

小説・古典
著者トルストイ

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評価
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スメルジャコフ [2006年04月18日(火)]

評価:


寝る前に、ほぼ毎日読んでいるが、
なかなか読み終えない。おそるべし、小説である。

ピエール、ロストフ、アンドレイを取り巻く人間模様。
ひと言で図式化すれば、まぁ、こんな感じである。

ときどき、哲学的な言葉が出てくる。
たとえば。。。

聖書の伝説は、働かないことー
無為が、堕落前の最初の人間の至福の条件であった、
と語っている(*アダムのイブの時代のことではないか?)

無為を愛する気持ちは堕落した人間にもそのまま残ったが、
罰がたえず人間の上に重くのしかかっている。

それは単にわれわれが額に汗して自分のパンを得なければ
ならないからではなく、自分の精神的特性によって、何もせずに、
しかも心安らかにいることはできないからである。

何もせずにいることの責めは負わねばならぬぞ、
ひそかな声がささやきかけるのだ。

何もせずに、しかも自分は世に益し、自分の義務を果たしているのだと
感じるような状態を、もし人間が見いだすことができたとしたら、
彼は原始的な至福の一面を見いだしたことだろう。












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