評価:
「都鄙問答」の解説書と言ってよいだろう。
この種の本を読んだ後、
江戸時代中期に書かれていた本「都鄙問答」に
トライしてみようと思う。
当解説書を読んだ限りで言えば、
「都鄙」には士農工商の理想的なあり方に触れていて、
とくに、その真骨頂と言えるのが、
商売の精神性ではないだろうか。
たとえば、こんな感じ。
「(商売に)真実をつくすためには、
倹約を守って、これまで一貫目かかった生活費を七百目でまかない、
これまで一貫目あった利益を九百目に減らすようにつとめる。
すると、お得意先きから、高値で売ると咎めされる気遣いがない」
いまボクも、2年くらいかけて、
会社の経費や生活費を4割減らす工夫をしている。
経費は何とかなりそうだけど、問題は生活費。こちらは難しい。
もし成功すれば、クライアントへの見積もりが8割くらいに
押さえられるのではないだろうか。
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