戦争と平和(三)
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主人公のピエールが、あるサロンで、 ロシアがナポレオンと戦う際、 皇帝の考えを聞こうというシーンがある。 面白いのが、当のロシア皇帝と その取り巻きの間では、議論続出で、 方針さえ決まっていないという点。 これは19世紀の戦時下のロシアの 話だけれど、現在のどこかの国も 意外に同じ状況じゃないか知らん。 テレビで、ジャーナリストが 大臣にいろいろ問いただしているけれど、 ほんとうは大臣も担当の官僚も事態を 掌握してなかったりして。