アリア系銀河鉄道

SF・ファンタジー・ホラー
著者柄刀一

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評価
コメント
 

イモおやじ [2006年09月23日(土)]

評価:

つかとうはじめ と読む、珍しい名前だと思った。
柄のない刀は無く、柄は刀の部位なので、刀柄という語句はあっても
柄刀という言葉は存在異義がないように思う。

そしてまた、光文社文庫の、この本のカバーデザインが
いまどき珍しいくらいセンスが悪く、目を引いた。
考えてみれば、いかにも二番煎じなタイトルもセンスがない。

で、読んでみると、これが、なんと おもしろかった。

実に濃厚で上質な読み物であった。

硬質なファンタジーとでもいおうか、
オヤジの観賞にも耐えるテーマの芯の強さに驚いた。
そのうえ、ちゃんと軽妙洒脱だったりする。

こういった作家と出会えるのも
気軽なBookOffのいいところだ。


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