評価:
◎メモとして(p97,98)
(インターネットは)時間や空間に制限されない。
ということは、メディアがボトムネックになることは、201X年以降考えにくい。
むしろ、201X年以降、ボトムネックは、情報の受け手である生活者(消費者)に
移る。
では、生活者にボトムネックが移るということは、どういうことか。
それは、コンテンツの選択が、生活者の手に委ねられるということを意味する。
これまでは、情報が流れるか流れないかは、メディア如何によったが、
これからは同現象が、生活者によって起ることになるのだ。
…その結果、これまで、媒体にボトムネックがあるという前提の下に、
どの産業よりも生活者に近いと豪語していた広告会社は正念場を迎える。
…(新聞社やテレビ局といった)媒体社との友好関係を武器に戦術展開することは、
時代遅れとなり、生活者を知り尽くせるかという課題が、広告会社のレゾンテールとして新たに突きつけられるだろう。
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