評価:
マクドナルドを育て上げた
レイ・クロックの自叙伝。
おそらく共書の
ロバート・アンダーソンが
クロックの話しをまとめたのだと思う。
個人的に、53歳から
マクドナルドに挑戦した気持ちなど
詳しく知りたかったが、そのへんが、
あっさりしすぎている。
翻訳も、最初の数ページは、
丁寧に訳されているけれど、後は、
けっこう手を抜いている印象がある。
クロックは、ほしい人材や権利、
そして信頼を得るためには、
出資者を見つけ出し、惜しみなく払った。
恐ろしく、度胸の座った人だ。
孫正義が敬愛するのも、ちょっと分かる。
柳井さん(ユニクロ会長)の後書きが
ボクにとって、太字に見える。
参考までに抜粋しておこう。
「失敗のまま事業を継続したら、
働いている従業員を将来性のないものに縛ることになる。
彼らの人生を無駄にできない。
私たちは限られた資源や条件の中で事業をしています。
成長しない事業に人材を投入する余裕はない。
失敗と分かった後は、すぐに切り上げること」
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