評価:
金融不況にときの当事者であった宮沢元総理の感想を知りたくて、
田原総一朗の責任編集のムックを読んでみた。
この中で、宮沢元総理は、不良債権について
「銀行の頭取も分からなかった。なので、大蔵省も、
知っているわけがなかった」という旨の話しをしている。
それにも関わらず、92年に、宮沢元総理が銀行への公的資金投入を
提案できたのは、なんとイギリスのフィナンシャルタイムズの記事から
得た情報であるという。
銀行、監督官庁、それに日本のマスコミが把握してなかったというのが、
何とも恐ろしい。バブル崩壊から15年を経て、少しは改善したのだろうか?
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