評価:
バブル崩壊の様子を知りたくて、この本を手にした。
筆者は、ビル売買事業を手がける会社の社長である。
バブル当時で、3000億の商売をしていたのだが、
あえなくバブルが崩壊し、100億の借金を抱えてしまう。
やはり、バブル期の、不動産とその周辺は、
ちょっと金銭感覚がおかしかったようだ。
詳細は省くが、銀行の頭取が、
自行の不良債権の状況を掌握していなかったというのも、
本当かも知れないと思った。
零細企業は手形帳など持つな。持つと、使いたくなる。
逆に、零細企業は手形を受け取るな。手形を切る会社とは縁を切り、
ムリをしてでも、現金で振り込む会社を探せというアドバイスは、
金言だと思った。
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