評価:
コリアン先生こと、遠藤周作氏の
『イエスの生涯』と『キリストの誕生』を
読んでみました。
当時、ユダヤの人々は、
ローマ帝国の圧政に苦しんでいたこと。
その圧政から解放するメシア(救い主)として、
キリストは期待されていたが、何の実績もあげられず、民衆は彼の元から去ってしまったこと。
そして、聖なるものとして、
当時アガめられていたエルサレム神殿を
批難した理由で、ローマ(ユダヤ評議会という
説もあり)から死刑を宣告されたこと。
しかし、処刑後、ペトロをはじめ、
逃げ伸びた使途たちにより、キリストの教えが
急速に広まったこと。
等々が書かれています。
そうです。この2册の本を読むまで、
なーんにも、キリストについて知らなかったのよね、
ボクは。
塩野七生さんによる「ローマ史」しかり、
作家の書いた歴史書は、専門書より分かりやすいし、
面白い。
ボクのような門外漢には、
キリストのミニ知識をつけるために、
とても良い本でした。
キリスト教を下地にした小説や映画は、
あちらには多いわけですから、何年か後に改めて
読むと、また理解が進むかもしれませんね。
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