比較文化論の試み

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者山本七平

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2007年04月19日(木)]

評価:

この本には、日本人が国際化に対応できない
理由が述べられていると思う。

ひとつは、
自分たちの臨在感について説明できないことだ。

たとえば、日本人は仏像に、何かを感じるが、
イスラムやユダヤの人は、何も感じない、
というか、偶像に礼拝することは、許されない。

逆に、彼らは、聖地のような場所には非常にこだわるが、
日本人には、こだわりがない。

このように民族によって、
臨在感というのは、それぞれ違う。

多くの民族は、自分たちの臨在感を意識化、相対化し、
他民族に説明してきたわけだが、

日本人は、説明以前に、
そのことが、どういう理由に基づくかさえ、検討してこなかった。

もうひとつは、日本人は、相手に感情移入してしまうこと。
相手ではなく、自分がいるのだ。
相手が何を求めているか、知ろうとはしない。

小学校から英語を習わすために、
先生や父兄たちは、この本を読んだ方が良いと思ったし、

ボク自身、繰り返し読んでみたい本だと思った。



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すみません、取り乱しました。