近代国家とキリスト教

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者森安達也

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スメルジャコフ [2004年05月19日(水)]

評価:


遠藤周作氏のプロフィールを見ると、
神戸で、11歳の時にカトリックの
洗礼を受けています。

それ以来続けていた礼拝は、
おそらく「宗教体験」になっているわけで。

それが下地になり、
さらにキリストについての
膨大な書物を丹念に調べたわけですから、
氏の著書には深みや広がりがあるは
当然のことでしょう。

それに比べ、学者の書いた本は、
どうも知識の寄せ集めのような感じがして、
いけません。

そう言えば、
吉行淳之介と女性、開口健の魚釣り、
色川武大と賭博、この世代に共通するのは、
体験を軸にして語っている人が多いなぁ。


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