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印象に残った言葉より
子曰く、黙してこれを識るし、学びて厭わず、人に教えて倦まず、我に何かあらんや。
子曰く、憤せざれば啓せず、非せざれば発せず、
一隅を挙げて三隅を似て反せざれば、則ち復びせず。
子曰く、そしを飯(くら)い水を飲み、肘を曲げてこれを枕とす。
楽しみまたその中(うち)に存り。
不義にして富みかつ貴きは我において浮雲(ふうん)のごとし。
子曰く、蓋し知らずしてこれを作す者あらん、
我はこれなくなり。多くを聞きて、その善き者を択びてこれに従う。
多く見てこれを識す。知の次なり。
子曰く、奢れば則ち不孫。倹なれば則ち固。この不孫ならんよりや、寧ろ固なれ。
子曰く、君子はたいらかにして蕩蕩たり。小人は長えに戚戚たり。
(述而編)
曾子曰く、士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。
仁以て己が任となす。また重からずや。死してしかしてのち已む。また遠からずや。
(泰伯編)
人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。
心に望み起こらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りを敵とおもえ。
勝つことばかり知りて、負くることを知らざれば、害その身にいたる。
おのれを責めて人を責めるな。及ばざるは過ぎたるより勝れり。
人はただ身のほどをしれくさの葉の つゆも重きはおつるものかな
(家康遺訓)
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