評価:
梅岩先生によると、性と心は違うらしい。
性は、理であり、
たとえば、松は緑、花は紅のようなものですな。
心は、それを見て、「あ、花はきれいだな」という
よーなことのようだ(人は感情により間違いを繰り返すようだ)
ちなみに、性善説というのは「人はもともと善か悪か」
という心の問題ではないのですぞ。
「形式は天性なり。形あれば則あり。松は緑に、花は紅。
侍は侍、農人は農人、商売は商売人、職分の外に望みあらば、
有心にして無心の天に違えり。
違えば天命に背く。天命にしたがって、わが職分を能くせば
心動かざる地位に至るべきにあらずや。穴賢」
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