評価:
戦後、石炭が不足したそうだ。
そのため、政府は、日本の石炭事業を奨励したのだが、
効果は、さっぱりだったという。
このことに関して、ある人が、松下幸之助にたずねたところ、
「それは石炭に聞くことですわ」という答えが返ってきたという。
そのこころは、
「石炭を増産しなはれという一方で、値段を安くするのでは、あきまへん。
それでは石炭もいやがって、出てきまへんわ」である。
これに関連して、こんなこともおっしゃっている。
「倒産しそうな会社の社長はんが、一生懸命がんばってくだはれ。
でも給料は減らしまっせ、というのでは、あきまへんわ」
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