乳と卵
この本を読書記録に登録する。
評価:
第138回芥川賞(平成19年度後期)の受賞作と言う事で『文藝春秋3月号』に前文掲載されたものを読んだ。正直、石原慎太郎(選考委員)と同じ感想である。薄い・何が言いたいのか・見えない。思春期の少女(自閉気味)とその母親の豊胸願望を描いた2泊3日間。 一体、これで『芥川賞』が受賞できるのなら、今の日本の純文学は末期症状である。昔、『されどわれらが日々』で受賞した柴田翔のような時代を背景にした、重さが全くない!!。 この軽さが無いと売れないのでしょうか?疑問です。とにかく単行本で購入しなくて良かったことが幸運でした。