四十八歳の抵抗
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評価:
30年以上ぶりに『石川達三』を読んだ。学生時代には『青春の蹉跌』『人間の壁』などたくさん読んだものだが・・・。さてこの小説は、考えさせられる。48歳定年間近の主人公が、浮気をしたい・・若い子ともう一度恋愛をしたいという男の性で、キャバレーの若い子と仲良くなり、ホテルまで行き、一泊したが結局、目的は達成できなかった。同時に自分の娘が駆け落ちし、妊娠。一見道徳的な父親と浮気をする男の間を主人公は行き来する。 時代を超えて読める小説である。