評価:
キュープラーロスは、末期患者200人の
インタビューを試みた。
その主目的は、患者たちのナマの声を聞くいことで、
その一般的な特徴は、「否認と孤立」「怒り」「取引」
「抑鬱」「受容」「希望」の各段階にまとめられている。
このことは、忙しく事務的になりがちな医療スタッフに、
患者たちの気持ちを知ってもらうことに役立ち、
さらに取材を受けた患者たちにとっては、
抑圧された感情を開放する役割を担うことになった。
インタビュイーである患者をミスリードしないように、
相手の予備知識なしで、質問もワンフレーズとなっている。
ミスリードしない取材というのは、なかなか難しいんだよなぁ。
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