ヘッセ詩集

絵本・その他
著者ヘルマン・ヘッセ
翻訳高橋健二

この本を読書記録に登録する。

読者ナンバー
パスワード(パスワードを忘れた場合はこちらから調べられます。)
評価
コメント
 

スメルジャコフ [2004年05月28日(金)]

評価:


ヘルマン・ヘッセの詩集からひとつ。
あらしの後の花 (Blumen nach einem Unwetter)
というタイトルです。

......

兄弟のように、みんな同じ方を向いて
かがんだ、滴の垂れる花が風の中に立っている。
まだおどおどとおびえ、雨にめしいて
弱い花はいくつも折れて、見る影もない。

花はまだ麻痺したまま、ためらいつつ、
おもむろに頭をなつかしい光の中にまた上げる
私たちはまだ生きている敵に、
飲み込まれはしなかったと、
兄弟のように、最初の微笑みを試しながら。

そのながめで私は思い出す。
自分が気も遠くぼんやりしていた生の衝動に駆られ、
やみと不幸とから、
立ち帰った時のかずかずを。

......

ボクは詩を読む能力があまりないんだけど、
この詩は少し分かるような気がしました。

ところで、
3行目の「まだおどおどとおびえ、雨にめしいて」
とは、どんな感じだろう?

こういう時、英訳を確かめてみるのも、
面白いかも。


top
by/ ホームページ制作・グラフィック・WEBデザイン 8pweb
グラフィック・ウェブデザイン、DTP、ITシステム モリ
@メール・SEED (シード) モバイル電子名刺システム