メナムの濁流
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評価:
国際謀略企業小説 と表紙のタイトルの下にある。 なんだか“はずれ”っぽいな? と思って一度は手にした後で、棚に戻したのだが、 なにやら表紙のべたイラストが気になって購入した。 変なカテゴリーは、確かにその通りで ストーリーらしいストーリーもないのだが、 実話としか思えないリアルな内容に、 硬くこなれない文章があいまって、 独特の迫力があり、一気に読んでしまった。 結果的に、たいへんおもしろかった。 半分以上実際の事件だと思われる。 久しぶりに読後にズシリとくる力作だった。