夏目漱石を読む

宗教・心理・社会・思想・哲学・教育
著者吉本隆明

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コメント
 

スメルジャコフ [2008年05月24日(土)]

評価:


ざっと読んでみた。

漱石の小説に度々出てくる
三角関係の理解のされ方が面白かった。
(「三四郎」の項))

それは、こういうことだ。

西洋の場合、
一人の女をめぐって、二人の男がやりあい、
一人が勝ち、一人が負けても堂々たるものだが、

日本の場合、
ギリギリ詰めていったら、破滅的な関係になる以外にない。

ここには、日本の後進性が顕著に現れていて、
西洋の近代における個人主義は、日本には発達していないことを
意味する。


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すみません、取り乱しました。