評価:
司馬史観という言葉がある。
その代表的なものが、
戦に勝つには、思い込みではなく、
合理性が大切だということだろう。
代表作とされる「坂の上の雲」でも、
そういったことが読み取れると思うし、
本書でも読み取れる。
(本の厚さから考えると、
本書の方が、ラクチンに読めるかも。
再読も可能だろうし)
例えば、幕長戦争の際には、
幕府側は戦国時代と変わらぬ出で立ちで戦ったが、
一方の長州側は、坂本龍馬の世話で入手したライフルを
百姓たちに撃たせた。
武士のプライドに対し、
訓練した百姓の技術で戦ったわけだ。
まずは、中編を読み終えて。
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