日本進化論
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評価:
見通しの利く筆者でさえ、この本が書かれた昨年の夏時点で、米サプライムローンや原油・原料高の世界経済への影響は、思いも付かなかったようだ。「世界経済はこの先、好況がかなり長く続くはずです」とおっしゃっている。まったく政治と経済は、一寸先は闇である。 管理と執行を分けるコーポレート・ガバナンスの大切さ、東京証券取引所のルールの不透明さ、合理と情理のバランスなど、先に読んだ冨山氏の 著作と、偶然にも、内容が一致している。 その他、本書には、2020年の未来像が描かれている。