蟹工船

小説・古典
著者小林多喜二

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評価
コメント
 

スメルジャコフ [2004年08月08日(日)]

評価:


こちらも、
プロレタリア文学の代表作です。

オホーツク海の蟹を採るための蟹工船。
海に囲まれ、外部から閉ざされた世界で、
会社から派遣された「監督」が、
なかば騙されながら乗船した無産階級の人たちを
酷使する様子が、ありありと描かれています。

プロレタリア文学としてではなく、
「人間って、本来こんな残酷なものだんだ」という、
いわば、実存主義的にも読める小説だと思いました。

もし映画にするなら、
残忍な「監督」役は、ビートたけしが良いな。


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