流亡記
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評価:
私はあまり本を読み返さない しかし、この本は時々読みたくなる。 そして、読む度に違った感動を覚える まあ、単純で深い、いわゆる一人の無名の中国人の 人生がたんたんと、そして豊かに描かれている。 悲劇なのかもしれないし、たぶん悲劇なのだろうが 波乱万丈の人生に力強い魅力は感じても 暗さは感じない、 でも、当人は死ぬ程悲しいんだろうな。 読むのには最高だが、正直、経験はしたくない。 開口健の本はそんなのが多いかもしれない。 この小説はその中でも異色の傑作だ。