評価:
いま鈴木大拙の「禅」を読んでいる最中です。
途中で、とても重要なことが語られているので、
忘れないよう、書き記しておこうと思います。
それは、ちくま文庫版の27ページにあります。
「人生の根本的問題は、主客を分つものであってはならぬ。
問いは知性的に起されるのであるが、答えは体験的でなくてはならぬ。
知性の性質として、知性上、たとえ知性の解決というものが得られた
としても、それはいつも知性の上に留まり、おのれ自身の存在を
揺り動かすkものとはなり得ない。知性はただ周囲を空まわりし、
かつつねに、二者対立の形で物事を取りあげる。ある意味では、
実在に関する問いは、問われる以前にすでに答えられているとも言える。
しかし、このことは、知性の次元では理解されないだろう。
それは知性を超えたところの消息だからである」
まだ、読み終えてないので、評価は「ふつう」にしておきます。
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